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作家がこの世から葬り去ったはかないものたちへのオマージュとしての
"New Painting in Bathroom"
をご紹介します

画家・類家 俊明は、はかないものたちへのオマージュとでもいいましょうか Fragile Art というコンセプトの元、"New Painting in Bathroom(NPB/Bath Painting)" という新分野を開拓し作品を制作しましたので発表いたします。
NPBは、風呂場の壁や陶器に描いては消すことを繰り返すペインティング様式です。これは作家の造語です。NPBを「風呂場の落書き」と呼んだ方がいますが違います。作家が風呂場に入って出てきたときには画はきれいに消えていますから誰も見たことがありませんから、根本的に違うのです。

これは海外出張が多かった画家が、必要最小限の携行品で大きな作品を描くために編み出した手法です。

Bath Room の壁、陶器、鏡に画を描き撮影し、消しながら撮影しては、最後はイサギヨクきれいさっぱり消滅させ Bath Room を出ます。作家がコントロールできない壁や陶器の材質・形状・傾斜角度等の特性を知り、描法の工夫と何より水加減をコントロールすることによってテクスチャーをつくります。水のアートと呼んでいいかもしれません。ですから、水をふんだんに使える Bath Room が舞台なわけです。
そして、現場に形として残らないあの時の輝きは、現代のテクノロジーが再現してくれました。

NPBの特徴と技術は、

  1. 画を消してまた描ける風呂の壁や陶器などに画を描き高感度カメラでスキャンし、ピエゾグラフという「版画」の手法で画を再現するものであり、

  2. 画は、絵の具が壁にしみこまないうちに数秒のご対面の後「きれいに消される」ため、原画ははかなく消えこの世に残っていないところに、「はかなきアート」の所以がある。

  3. 水を含んだ流動的な絵の具や墨がタイル壁や微妙に傾斜した陶器に出会って、「リズミックな生動感の瞬間を捉えることができる」また、水を含んだ絵の具は発色がいい。

  4. 壁・陶器などは、何度も使われるため「再生可能なエコな支持体」である。

  5. 旅人である作家の持つ在庫は、電子データであり場所をとらない「極省スペースアート」であり、小さなブリーフケースひとつで世界を旅し制作を続けることができる。

展覧会情報

2010年5月インド・ニューデリーの国際交流基金にてNPB絵本展を開催の予定。
Japan Foundation, New Delhi (http://www.jfindia.org.in/index.php )

2008年11月 Saveh という町で貧困撲滅のキャンペーンがおこなわれました。そこに14日、イラン人アーチストたちがバス2台で大挙して参加、ワークショップ、記念植樹、セミナー、展覧会をやりました。そこに類家は日本人画家として参加しました。そのとき、画家たちや、NY在住コレクターからホームページはないのかと再三言われ必要に迫られホームページを開設しました。2005年から関わっているこの国は、現代アートこそ生きた絵画であって、現代アートが社会に開かれている国だと言えましょう。